細胞レベルであるが、どうも死んでから目覚める遺伝子があるらしい。
米ワシントン大学微生物学のピーター・ノーブル教授らによって論文が発表された。現在、査読待ちとのことである。
一体どういうことなのか。
死んだらゾンビになる遺伝子が遂に発見されたということなのか。
ゾンビの謎が遂に解けたのか。
そんなことはある訳ないが、今回の研究で発見したのは、免疫、炎症、癌などの遺伝子が死亡してから発現する現象だ。マウスで検証したとのことだ。何のために発現するのか分からないが、臓移植を受けた患者が肝臓がんを発症しやすくなる原因の1つとして考えられている。
今後、より安全な移植臓器の保存方法の確立が期待出来そうだ。
ところでゾンビとは、生ける屍のことである。死んだあと生き返るが生前のような知能はなく、生ける屍としてひたすら人間を襲うというものだ。噛みつかれた人間はやがて死にゾンビになる。こうやってゾンビが増殖していき、人類が少数派となっていき絶滅への突き進んでいく。最近はよくハロウィンで姿を見せることが多い。
ゾンビはもともとブードゥー教からきているらしいが、世の中に知らしめたのは、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)だ。この映画により、ゾンビは、一気にホラー映画のスターの座に上り詰めた。今ではホラー映画に登場するモンスターの代表的なものの一つとなっている。