天才物理学者ホーキングは語る。
近い将来、環境破壊などで地球は住めなくなる。そのため、最も近い惑星である火星に移住を考えなくてはならない。
その場合、問題となるのは、食糧である。
SF映画「オデッセイ」では、火星に取り残された男が、生きていくためにジャガイモを育てる。
そのようなことは本当にできるのだろうか。
もしできれば、火星移住時の食料問題は解決できる。
実は、そのような火星でジャガイモが育てられるかどうか実験が行われている。
ペルーの国際ポテトセンター(CIP)である。
ペルーの国際ポテトセンター(CIP)は、米航空宇宙局(NASA)の協力を得ながら火星に似た環境を用意し、ジャガイモの栽培に関する実験を行った。
実験施設は、小型人工衛星(キューブサット)である。
内部に火星と同じ環境を作り、ジャガイモが栽培できるか実験を2017年2月14日から3月5日にかけて行ったのだ。
土壌は、火星に似たものを用意した。
実験の結果、ジャガイモが育成されることが分かった。
このことは、火星のような過酷な環境においてもジャガイモなどの食料を供給できるということだ。
米国スペースXは、2020年には火星への有人飛行を計画している。
2060年には100万人移住も検討している。
そして100年後には、100万人が自給自足で生活しているかもしれない。
本当に実現できるかどうかわからないが壮大な話である。
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