テクノロジー(IT、ロボット)

2045年問題(人工知能の技術的特異点後の未来世界)

投稿日:2016年11月30日 更新日:


2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)

技術的特異点とは

技術的特異点(シンギュラリティ:Singularity)とは、人類の知性を超える人工知能が生まれる限界点のことである。

GoogleでAI開発の責任者であるレイ・カーツワイルは、技術的特異点は、2045年までに起きると予測している。

この予測は、レイ・カーツワイルが提唱する「収穫加速の法則」がベースとなっている。

「収穫加速の法則」は、一つの重要な発明が他の発明と結びつくことによって、次の重要な発明が表れるまでの期間が短くなり、技術革命(イノベーション)の速度が加速するといったものである。これによって技術は直線的ではなく指数的に進歩するという法則である。

レイ・カーツワイルは、この法則に基づいて計算すると2045年に技術的特異点が起こるだろうと言っている。

 

技術的特異点の後の未来世界

技術的特異点後、人類の知性を超えた人工知能は、ターミネーターのように人類に宣戦布告するのだろうか。

人工知能は、人間の能力を補完するために使用されるため、その発展系としては、人間と人工知能の融合が考えられるだろう。

決して車椅子の天才物理学者ホーキング博士が言っている「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」という訳ではないと思う。

人間と人工知能の融合は、超人類「ポストヒューマン」の誕生である。

ポストヒューマンは、最終的には不老不死かそれに近いものになるだろうと言われている。

かなり前に出版された書籍「マンアフターマン」の世界である。

2045年は決して遠い未来のことではない。私たちの子供たちの時代である。

そのころ私たちは、人工知能と融合し、不老不死の体を手に入れてるのだろうか。

30年後が楽しみである。(生きていれば)


マンアフターマン―未来の人類学

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