月はどうやってできたのか。
月は、地球の衛星にしては大きすぎる。どのようにして誕生したのかが大きな謎である。
現在、月がどのようにして誕生したのかについて「兄弟説」「親子説」「捕獲説」「ジャイアントインパクト説」の4つの説がある。
その他、「人工天体説」というものもある。(SFマニアとしてはこの説は好きである)
【兄弟説】
ガスと塵から太陽系が出来始めた頃、地球と月は同じガスと塵から同時に誕生したという説である。
1960年頃に提唱された説である。
【親子説】
地球の一部がちぎれて月が誕生したという説である。
1880年頃に提唱された説である。
【捕獲説】
宇宙空間を漂っていた月が地球に引力に捉えられて地球の衛星となったという説である。
1960年頃に提唱された説である。
【ジャイアントインパクト説】
地球に火星くらいの大きな天体が衝突した際、衝突した天体の一部と地球から飛び出した一部が砕けて地球の周りを土星の輪のように漂い、やがてそれらが集まり固まっていったのが月という説である。
1つの天体に固まるまでに数万年かかったという説もあれば1ヶ月しかかからなかったという説もある。
1975年頃に提唱された比較的新しい説であり、最も有力な説ある。
またこの説はコンピューター・シミュレーションによって再現されている。
しかし、この説によると月の構成物質の70から90%は衝突した方の天体起源でなければならないが、岩石を分析した結果、ほどんと差がなかったそうだ。
最近の研究では、明らかに地球以外の天体由来の物質を見つけたというものもある。
【人工天体説】
月は、異星人が作ったものだという説である。
なんと科学雑誌スプートニックに載ったらしい。
1970年頃の説である。
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