軌道エレベーターは、宇宙エレベーターとも言う。
地表から静止軌道までの超高層のエレベータである。
ジャックと豆の木に登場する豆の樹のようなものである。
夢のような話であるが、実はカーボンナノチューブを使うことで現在の技術でも建設は可能である。
ちなみにカーボンナノチューブは、1991年に日本で発見された。凄いぞ、日本。
リニア中央新幹線が数兆円規模であるため、手か届く金額とのこと。
施工には約20年かかるそうだ。仮に2030年に建設した場合、2050年に完成することになる。
軌道エレベーターのメリットとしては、ロケットを使わなくても、物資を宇宙に送れることである。
コストはロケットの100分の1ということである。
なお、エレベーターというとケーブルで籠を引っ張り上げるイメージであるが、軌道エレベーターは、軌道エレベーターに取り付けられたケーブルを昇降機が伝って登ったり、下ったりするらしい。
いくつか課題もある。
・太陽からの電磁波や放射線、熱による影響
・隕石やスペースデブリの問題
・高空に存在する原子状酸素の問題
・落雷、ハリケーンや雹、ジェット気流の問題
・振動の問題
・地磁気による誘導起電流の問題
・航空機による事故やテロ対策引用 宇宙エレベーター協会
軌道エレベーターは、アーサー・C. クラークのSF小説「楽園の泉」にも登場する。
楽園の泉
ソース「深宇宙に開かれた“港”「宇宙エレベーター」 大林組が語る2050年の未来」