目次
1.拡張現実(AR)とは
拡張現実(AR)とは、Wikipediaによると次のように定義されている。
人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。
引用 Wikipedia
具体的に拡張現実(AR)は、実際に観ている空間上にコンピュータが作り出したデジタルコンテンツの映像レイヤーを重ね合わせる。
そしてあたかもそこに物体があるかのように見える。
例えば、実際には何もないテーブルにコンピュータが作り出した立体化されたコーヒーカップを置くなどである。
自分が移動してもコーヒーカップは、テーブルの上に乗ったまま見える。
このようにデジタルコンテンツな映像レイヤーの重ね合わせは、専用のヘッドマウントディスプレイを通して見ることが出来る。
以前、iPhoneなどで使用できたセカイカメラは、拡張現実(AR)の一種である。
2.仮想現実(VR)と拡張現実(AR)との違い
拡張現実(AR)に似た言葉に仮想現実(VR)がある。
仮想現実(VR)とは、Wikipediaによると次のように定義されている。
バーチャルリアリティは、コンピュータによって作り出された世界である人工環境・サイバースペースを現実として知覚させる技術である。時空を超える環境技術であり、人類の認知を拡張する。
引用 wikipedia
具体的に仮想現実(VR)では、コンピュータが作り出した仮想的な空間の中にあたかもそこに自分がいるかのように見える。
頭を動かすと動かした方向の仮想空間が見える。後ろを振り向くと後ろの空間が見える。
また仮想空間は立体(3D)で見えるため、本当にそこにいるかのように体感出来る。
拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の違いであるが拡張現実(AR)の方は、現実の空間にデジタルコンテンツのレイヤーを重ね合わせるのに対して、仮想現実(VR)は、完全な仮想空間を実現しているところだ。
PlayStaion VRは、仮想現実(VR)を実現したデバイスだ。
3.Microsoft hololensとは
Microsoft hololens(マイクロソフト ホロレンズ)は、マイクロソフトが開発した拡張現実(AR)のヘッドマウントディスプレイだ。
Windows 10で動作する。
2016年3月30日、開発者向けにMicrosoft hololensが米国、カナダで発売された。
日本では、2017年1月18日から購入可能となった。
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マイクロソフト ホロレンズ Microsoft HoloLens メガネ Glass ホログラム コンピュータ 3D映像 Holographic Windows 10【開発者向け 】 [並行輸入品]
ところでマイクロソフトは、このデバイスを複合現実(MR)と呼んでいる。
拡張現実(AR)との違いは、例えば物の後ろにデジタルコンテンツがある場合、物の部分だけ隠れて見えないようにコンピュータ処理されるところだ。
より現実空間とデジタルコンテンツが融合したものになる。
またMicrosoft hololensは、メガネを着けたままの装着も可能とのこと。
4.拡張現実(AR)が日常化した未来
未来は、拡張現実(AR)は日常化しているに違いない。
普通のメガネに拡張現実(AR)が組み込まれて誰でも手軽に拡張現実(AR)を使える。
自宅では、壁に仮想的な絵画が飾られている。
日ごとに取り換えることも可能だ。
壁紙も簡単に変えられる。
テレビは、拡張現実(AR)を通して仮想的に設置する。
あらゆるものがデジタルコンテンツに置き換えることが可能だ。
絵画、壁紙、テレビ、花など。
もしかしたら遠隔の人物も、その場にいるかのように感じることだろう。
外に出れば、街の至る所に空間に浮かんだ空中広告を見る。
ビルの色も自分にあった色に自由に変えられる。
建物は、現在の建物ではなく、昔の建物に置き換えることもできる。
世界がデジタルコンテンツと融合しているのだ。