科学(宇宙、物理学、数学)

ドラクエの世界はドーナツ(トーラス)型惑星

投稿日:2016年11月18日 更新日:

ドラゴンクエスト(ドラクエ)は、第一作目が1986年5月発売されたロールプレーイングゲームである。

広大な地図を横断して旅を行う形式のゲームである。

昔のドラクエの地図は、メルカトル図法の世界地図のようであった。

そして北の端のAに向かい、さらに突き進むと地図の下のAから出てくる。

東の端のCに向かい、さらに突き進むと地図の左のCから出てくる。

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おそらく誰もが疑うことなくドラクエ惑星は、地球と同じ球体を想像していただろう。

しかしである。実は、ドラクエ惑星は球体ではないのである。

まずドラクエの地図の上の青い線と下の青い線の部分を接着すると下図のように筒状なる。

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そして、さらに筒の右の赤い線と左の赤い線をぐいっとまげて接着すると下図のようになる。

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これは、なんとドーナツ型の惑星ではないか。

この形は、数学のトポロジー(位相幾何学)では、トーラスと呼ばれる。

これは驚きである。

もし、球体であるならば下図のようになる。

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北のA地点とB地点はドラクエ惑星では別の地点であるが、もしドラクエ惑星が球体であるとすると同じ地点ということになる。そもそも青い線の部分は平面図では線であるが、球体と考えた場合は、点となってしまう。これはおかしい。

更にである。ドラクエ地図では北に向かい、さらに進むと下から出てくるが、現実世界の世界地図で考えると北極に向かったはずが、地球の反対側の南極にワープしてしまうことになる。これはとても変である。

よって誰もが球体であると信じて疑わなかったドラクエ惑星は、実はドーナツ(トーラス)型惑星であったのだ。

 

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