仮想現実(VR:バーチャル・リアリティ)とは、コンピュータグラフィックにより作り出された人口の世界のことである。広い意味では、ドラゴンクエストなどのゲームの中の世界も仮想現実といえるが、現在、仮想現実と言えば、頭部にヘッドマウンドディスプレイを設置し、ディスプレイから3D映像で人口世界が映し出され、さらにその人口世界の中を動き回れるといったものを指すことが多い。
自宅で仮想現実を体験できるヘッドマウンドディスプレイとしては、現在、以下の4つである。
No. | ヘッドマウンドディスプレイ | メーカー | その他必要なもの |
1 | PlayStation VR | ソニー | PlayStation4
PlayStaion camera |
2 | Oculus Rift
|
Oculus社 | ハイエンドPC |
3 | HTC Vive | HTC & Valve社(共同開発) | ハイエンドPC |
4 | スマートフォン用3Dゴーグル | 複数のメーカーあり | スマートフォン(ジャイロセンサー搭載)
Bluetoothコントローラ(必要な場合) |
4つのヘッドマウンドディスプレイの中でスマートフォン用3Dゴーグルが一番お手頃である。
他のヘッドマウンドディスプレイよりもかなり安価であるため、子供騙しのような代物を想像するかもしれないが決してそんなことはない。私は、PlayStaion VRとスマートフォン用3Dゴーグルの両方を体験したが、それ程遜色ないように感じられた。スマートフォンのジャイロセンサー(※)を使ってきちんと自分の頭が動く方向に映像も動く。気になる画質であるが、今のスマートフォンは画質がかなり良いので気にはならない。ちなみに私は、Xperia Z5 Premium で試した。
※ジャイロセンサー 回転や向きの変化を感知するセンサー
ただ課題があるとしたら、アプリがまだ少ないことである。その他、YouTubeは一部、3Dに対応しているため、私の場合はYouTube専用となっている。今後、アプリは増えていくであろう。
また、スマートフォン用3Dゴーグルには、スマートフォンを操作できるボタンがないため、ヘッドマウントディスプレイを装着状態でスマートフォンを操作したい場合、別途、USBやBluetooth接続のマウスかコントローラが必要となる。
まずは本格的に導入する前にお試しで体験するにはお手頃である。
スマートフォンを3Dゴーグルにセットしているところ