アンティキティラ島とは、ギリシャのペロポネソス半島とクレタ島との間にある島である。
Wikipediaによると人口はわずか44名である。
このアンティキティラ島の近海で1901年に沈没船から歯車式機械「アンティキティラ島の機械」が発見された。
この「アンティキティラ島の機械」は、紀元前150年~100年の古代ギリシャ時代に作られたものらしい。日本では弥生時代である。弥生土器が作られていた時代だ。
構造は複雑であり、精巧な歯車など30個の部品使われているそうだ。
この時代のこのようなものが作られていたとは驚きである。
このような複雑な機械は、14世紀のヨーロッパで歯車式の時計が登場するまでなかったものだ。
それ故、オーパーツと言われている。
オーパーツとは
それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。
Wikipediaより
この「アンティキティラ島の機械」は何なのか。
何のために作られたのか。
「アンティキティラ島の機械」は最古の複雑な科学計算機と考えられている。
どうも天体の動きを予測するための機械らしい。
X線分析の結果、天体観測やオリンピックの時期を計算するためなどに使っていただろうということ。
月食まで予測できたらしい。
世界最古のコンピュータと言われるのも分かる。
これを作った者は、間違いなく天才である。
もし技術が受け継がれていたならば、世界の技術面の発展は千年進んでいたに違いない。
なおこの「アンティキティラ島の機械」を再現したコンピュータグラフィックを見たが、この機械の凄さが分かる。かなり精巧でまるでロレックスの時計である。
「アンティキティラ島の機械」のコンピュータグラフィックは、Youtubeで公開されているので検索して是非見てほしい。