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SF小説「三体」に登場するVRゲームのような文明育成シミュレーションゲーム「The Universim」

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目次

1.「三体」に登場するVRゲームとは

この記事を見ている方は、既に「三体」を読まれていると思いますが、簡単に紹介したいと思います。

「三体」は、2008年に発行された中国のSF小説です。

中国のSF小説は、あまり馴染みがない人は多いと思いますが、この「三体」は世界的に爆発的な人気があり、Facebookのザッカーバーグやオバマ前大統領も愛読しているようです。

2015年には、SF界の最も有名な賞である「ヒューゴー賞」を受賞しています。

今までは、欧米諸国の作家しか受賞していませんでしたが、この「三体」は、アジア地域の作品としては初めての受賞となりました。

さてこの「三体」には、VRゲームが登場します。

このVRゲームの部分だけでも短編小説にできるくらいの面白さです。

このVRゲームに登場する仮想世界は、地球とは異なる太陽が3つある惑星を舞台にしています。

太陽が3つあるため、太陽の軌道が不安定であり、惑星に与える影響は甚大です。

気候が温暖な時代もあれば、灼熱と極寒の時代もあり、惑星の人たち(三体星人)にとっては致命的です。

文明を進化させてこの惑星で三体星人を生き残らせることが、このVRゲームの目的となります。

小説では、何度も文明は滅亡します。

少しずつ進歩しながら。

さてこのような「三体」に登場するVRゲームのようなゲームはあるのでしょうか。

2.Sim Earth(シムアース)

1990年に米国で発売されたPC向けシミュレーションゲーム「Sim Earth(シムアース)」があります。

このシムアースは、シムシリーズの第2作目です。

一作目は、「シムタワー」です。

最も有名なのは、シムシティ―です。

さてシムアースは、プレイヤーが神となって大気や生物などを操作することで惑星を育てるシミュレーションゲームです。

地球誕生から始まり、地球を脱出することが目的です。

神ゲームとも呼ばれています。

30年も前のソフトであるため、今のPCではフレイ困難です。

スーパーファミコンにも移植されているのでハードとソフトがあればフレイできますが・・・


シムアース

それでは、現在の機器でプレイできるソフトはあるのでしょうか。

3.The Universim(ユニバ―シム)

2018年に発売された文明育成シミュレーションゲームThe Universim(ユニバ―シム)があります。

プレイヤーは、神となって惑星の文明を育成するシミュレーションゲームです。

ゲームをスタートさせると惑星の状態はランダムに生成されます。

最初は、アダムとイブのように一組の男女から始まります。

文明は、石器時代からになります。

文明が進化するといろんな建物が建てられるようになります。

発電所や農場も作れます。

四季があり、冬を乗り切るために衣食住を管理したりします。

文明が進むと他の惑星に進出することができ、植民地を作ることが出来ます。

基本的にはオートで進みますが、ところどころで神の手のように介在する形で文明を育てます。

下の画面は、文明がどこまで進んだかを示すチャートです。

拡大したところです。

まるで「三体」に登場するVRゲームのようですね。

とても楽しいゲームです。

ちなみに私は何度も文明を滅ぼしました。

ゲームは、ほぼ日本語化されています。(ナレーションなど一部、英語です)

The Universim

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