(8年前に書いた記事です。今の戦慄迷宮とは異なります)
戦慄迷宮とは、富士急ハイランドにある廃墟の病院をテーマにしたお化け屋敷の名称である。通常のお化け屋敷同様、決められた道を歩いて進みます。所要時間は約40分となっており、世界一長いお化け屋敷としてギネスブックに認定されている。
実は、私は大のお化け屋敷好きで、子供の頃、デパートでお化け屋敷をやっていると、必ず、入っていた。
ほとんどのお化け屋敷は脅かし系だ。戦慄迷宮も基本的には同じである。
以前から戦慄迷宮に行ってみたかったのだが、機会に恵まれず今日まで来てしまった。
今回、息子が富士急ハイランドにあるトーマスランドに行きたい!!と言い出したため、家族と富士急ハイランドに行ってきた。
ほとんどのお客さんは、カップルか家族連れだった。私は、妻と息子、娘をトーマスランドに残し、一人で並んだ。
入り口は、廃墟の病院そのもので、出口はそのすぐ右隣にある。並んでいる最中、出口から悲鳴とともにお客さんが出てくるところを何度も見た。
40分が過ぎ、ようやく中に入れた。病院の待合室に座らされて、ビデオを見せられた。要約すると、この病院で発生した謎の感染病を隠すため、院長が放火して患者全員が亡くなってしまい、そのことが原因で病院が閉鎖され、病院は廃墟となったといったものだった。
次の部屋に案内されると、以前、この病院に潜入した若者グループが撮影したというビデオを見せられた。内容は、若者グループが病院の中にいるゾンビに襲われるといったものである。(何かの映画と似ているような)なんとなく、バイオハザードっぽい感じだ。
その後、通常は、グループ毎に先に進むのだが、私は、一人であるため、たった一人で病院の中に進んだ。
長い廊下を歩いた。所々にドアがあり、開くところがあったため、入ってみた。人形が放置されている通路を歩いていくと、なんと、明るい蛍光灯が点灯する部屋に出くわし、ゾンビが机に座って休憩していた。ここは来てはいけないところだと思い、逆方向に進んだ。
そうすると、今度は明るい太陽の光が見えた。何といきなり出口に来てしまったようだ。おかしいと思い、今来た道を逆に行くと、ゾンビが襲って来た。そこで私は冷静にゾンビに向かって「間違った道に迷い込んだ」と告げると、ゾンビは、親切に正しい道まで案内してくれた。
そしてゾンビからは「道順以外のドアは開けないようお願いします」と注意をされてしまった。そしてトランシーバを取り出し、何か連絡しているようだった。
ついついロールプレイングゲームのようにドアは全て開いてみたのがいけなかったようだ。どうも、矢印に従って進まなければならないようだ。
この後も私は、ドアというドアを全て開いて進んだため、ゾンビから人間の言葉で「あちらに進んで下さい」とか「あっち」と何度も注意をされてしまった。
ともあれ、ゾンビに突然、襲いかかられても、突然、大きな音が鳴っても、全然、怖くなかったが(あまりにもホラー映画を見過ぎか)、秘密の場所が見られてとても面白かった。(でも、普通の人は大変怖いと思う)
昔やったPCゲーム「ウィザードリー」のように地上10階建てのダンジョンにして、完全に迷路にしたほうがもっと楽しめるのではと思った。
※皆さん、ドアは勝手に開けないようお願いします。