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ゲノム設計された生物による物質量産(スマートセルインダストリー)

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1.生物にしか製造できない物質

物質には、化学的に合成できるものと生物にしか作れないものがある。

化学的に合成可能なものは工場で大量性できるが、生物にしか作れないものはそうはいかない。

化学的に合成可能なものとしては、金属、低分子医薬品がある。

逆に生物にしか作れないものは、糖類、タンパク質、酵素、バイオ医薬品、食品がある。

 

2.スマートセル・インダストリーとは

スマートセル・インダストリーの定義は以下の通りである。

高度に機能がデザインされ、機能の発現が制御された生物細胞【スマートセル】による物質生産

経済産業省「スマートセルインダストリー(生物による物質生産)の可能性」から引用

簡単に言うとゲノム設計された生物細胞による物質の量産化である。

今までの生物を用いた物質の製造は、次のようなものであった。

①有用な物質を生産できる生物を探す

②有用な物質を生産できる機能を引き出す(交配による作り変え、人為的刺激による突然変異など)

上記の方法は、試行錯誤が多く非常に手間がかかっていた。

スマートセル・インダストリーは、生物細胞の機能を遺伝子レベルで設計するというものであり、技術開発の飛躍的なスピードアップが期待できる。

 

3.AIによるゲノム設計

ゲノム設計に人工知能(AI)を使う方法も考えられている。

微生物、植物など遺伝子や代謝のデータを基にして専用のAIを開発したようだ。

2017年の夏から実証事業が始まる。

 

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